要約

  • 6月30日、CoreWeave向け賃貸容量は590MW、課金容量は395MWで、残る195MWは建設・試運転中だった。
  • 7月中旬の課金容量は437MW。AMDとneocloudの契約発表後、総賃貸容量は約1.1GW、潜在契約収入は240億ドル超となった。
  • 約10億ドルの購入・建設コミットメント、7.75%の担保債務、賃料開始条件が、賃貸電力と現金回収の間に資本と時間を置く。

キャンパスを進むとMWの意味が変わる

Core Scientificのビットコイン採掘から高密度コロケーションへの移行は、複数の電力台帳で読む規模になった。6月末、米国11拠点で総公益電力約2.1GWを管理し、顧客向け賃貸可能電力を約1.3GWと見積もった。ここには未販売の物理・工学上の容量も入る。

契約範囲は狭い。CoreWeaveは5拠点で約590MWを賃貸していたが、期末に課金を開始したのは395MWで、195MWは建設・試運転中だった。課金MWは2025年第4四半期の120から、2026年第1四半期225、第2四半期395へ増えた。それでも賃貸容量が売上を生む基盤を先行している。

7月28日にはAMDとneocloudテナントに関連する15年・約530MWの契約を発表し、総賃貸容量を約1.1GW、潜在契約収入を240億ドル超と示した。一方、7月中旬に課金していた437MWは、年率換算約6億3500万ドルのコロケーションGAAP売上に相当した。

日付と定義を混ぜてはいけない。1.1GWには期末後の契約が入る。437MWは7月中旬の運用値だ。潜在契約収入は長期にわたり、交付に依存するため、現在の売上、現金、一年内の受注残ではない。AMD関係の2.5GWへの拡張余地も、賃貸済みでも課金済みでもない。

転換は財務より先に物理で起きる

電力契約だけではラックは動かない。土地、系統接続、変電所、変圧器、開閉装置、冷却、光ファイバー、建屋、顧客仕様の設備を順に完成させ、試運転と受入れを終えて、賃料やライセンス料が始まる。

第2四半期のコロケーション売上は前年の1060万ドルから1億3670万ドルへ増え、総売上は1億6420万ドルだった。課金MWの増加が機能している証拠だが、残る建設差を消すものではない。

6月末の購入・建設支出コミットメントは約10億ドルで、ほぼ全額が12カ月以内に予定され、2億6400万ドルは請求時に顧客へ転嫁される。残額のすべてが195MW、AMD拠点、見込み顧客向け開発のどれに属するかは開示されず、特定コホートの費用とは断定できない。

資金調達は納入に連動するが、納入を代替しない

Core Scientific Financeは2031年満期、7.75%の優先担保債33億ドルを発行した。最初の分割返済日は、関連リースの賃料開始と収入クレジット終了に連動する。返済時期を運用開始へ近づける設計である。

それでも遅延は無償ではない。立ち上げ期のクレジットはテナントの支払義務を減らし、建設には人件費、機器、保証金が要る。建屋が遅れれば課金は延びても利息と間接費は続く。CoreWeave契約の一部が特別目的金融構造へ譲渡された後も、CoreWeaveは主要債務者であり、集中は残った。

市場は総電力、賃貸可能、賃貸済み、建設中、試運転済み、課金MWに加え、課金MW当たり売上、未使用コミットメント、顧客転嫁、クレジット、債務返済、回収現金を別々に見る必要がある。

情報源