- Venmo の取引量成長率は 2025 年第 1 四半期に Cash App を上回った
- 親会社の PayPal は個人間決済の普及拡大に注力
何が起こったか
PayPal のモバイル決済アプリ Venmo は、2025 年初頭に総決済量が予想を上回る成長を見せ、再び人気を集めている。PayPal の発表によると、Venmo は 2 桁成長を記録し、ユーザーエンゲージメントの向上、戦略的統合、加盟店やプラットフォームでの普及拡大が後押しした。
一方、ライバルの Cash App(Block 社、旧 Square)は、成長ペースが鈍化し、ユーザーアクティビティが予想を下回ったと報告した。Cash App は以前、ビットコインの即時取引や銀行機能などの特徴で個人間決済を支配していたが、現在は解約率の上昇と競争の激化に直面している。アナリストは、提供内容の多様性の欠如と消費者の飽きが低迷の理由だと指摘する。
なぜ重要か
Venmo の上昇傾向は、ユーザーロイヤルティが変動しやすくイノベーションが重要なモバイル決済分野の競争力学の変化を示している。PayPal は、Venmo を広範な決済エコシステムとより緊密に統合し、ユーザーエクスペリエンスに改めて注力することで恩恵を受けた。
Cash App の減速は、機能だけではユーザー維持を保証できなくなったことを示している。両アプリとも、主にモバイルを好む若年層をターゲットとしており、差別化はパートナーシップ、使いやすさ、セキュリティから生まれるだろう。PayPal にとって Venmo の勢いは消費者向け事業を強化する機会となる一方、Block は競争力を維持するために成長戦略と提供内容の再評価が必要かもしれない。

