• ERCOT は今週、バッチ・ゼロの申請者を確定し、2027年春までに利用可能な電力を割り当てる予定だった。
  • この停止により、開発業者は確定した系統容量や通電スケジュールを得られないままとなる。

事実

テキサス州のグレッグ・アボット知事は、テキサス州公益事業委員会(PUC)と ERCOT による監査が行われている間、新規データセンターの系統接続承認を一時停止した。監査ではプロジェクトの所有権、水使用、冷却システム、税制優遇措置が審査される。期限は設定されていない。この命令により、テキサスの系統への接続を求める大口電力需要家をまとめる ERCOT の「バッチ・ゼロ」調査も延期された。ERCOT は今週、適格プロジェクトを確定し、2027年春までに利用可能容量を割り当てる見込みだった。申請総量は最大200GW に達する可能性があるが、ERCOT は2032年までに約65GW が建設されると予想している。

評価

バッチ・ゼロは本来、各適格プロジェクトに対して、どれだけの電力を受け取れるか、そしていつその容量が利用可能になるかを示すはずだった。ERCOT がその作業を完了するまで、開発業者は建設・稼働計画を確定した通電日に結びつけることができない。用地取得、資金調達、設計作業は継続できるが、それらのいずれの段階も系統接続を確実にするものではない。

ERCOT は、既にバッチ・ゼロに含まれているプロジェクトがその位置を維持するのか、あるいは申請者が新たな情報を提出しなければならないのかについて明らかにしていない。順番待ちがそのまま維持されれば、割り当て時期が後ろ倒しになるという直接的な影響が生じる。新たな要件のもとで調査が再開される場合、開発業者は ERCOT が電力を割り当てる前に申請内容を更新する必要が出てくるかもしれない。BTW の読者にとって、この一時停止はプロジェクトのスケジュールを不完全なままにする。開発業者は用地確保、資金調達、請負業者の確保を続けることはできるが、ERCOT がバッチ・ゼロを再開し容量を割り当てるまで、信頼できる稼働時期を設定することはできない。

注目点

ERCOT と PUC は、監査のスケジュール、報告要件、既存のバッチ・ゼロ申請の取り扱いについて公表していない。開発業者は、以前の提出、手数料、順番待ちの位置が有効であることの確認を求めるだろう。新たな割り当て日が示されれば、今回の停止によって期待されていた通電スケジュールがどの程度後ろ倒しになったかが分かる。