• Carver 氏は、敷地選定や電力計画から、建設、試運転、運用に至るまで、Soluna のプロジェクト全体を統括します

• 同氏の参画は「Kati 2」の設計とテナント交渉が進む中で実現しましたが、第1フェーズの規模や時期は依然として未決定です



事実

Soluna は、元 Microsoft 幹部の Ryan Carver 氏を最高開発責任者(CDO)に任命しました。同社は再生可能エネルギー発電事業と並行してデータセンターの開発・運営を行う米国企業です。Carver 氏は、AI およびハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)事業における敷地開発、電力調達、設計、建設、試運転、運用を統括します。

Carver 氏は以前、Microsoft で AI 建設および敷地開発を主導し、ウィスコンシン州の Fairwater キャンパス建設プログラムなどを手がけました。同氏が参画する現在、Soluna は 350MW 以上の出力を予定する AI・HPC キャンパス「Kati 2」の整備を進めています。詳細設計は約 50%完了しており、ゼネコンの選定が進められているほか、電気機器サプライヤーとの契約も締結されています。また、Soluna は意向表明書(LOI)に基づき、潜在的なテナント1社との商業条件およびリース契約の交渉を行っています。

評価

Kati 2 は現在、顧客の要件を設計、機器発注、建設計画と一致させる段階にあります。Soluna は依然として潜在的なテナントと交渉中であり、同時に設計の完了と施工業者の選定を進めています。第1フェーズの仕様が確定するまでは、機器パッケージや建設順序の変更が必要になる可能性があります。

Carver 氏の役割は、テナントの要件を設計、機器発注、建設計画と整合させることです。しかし、これらの決定はまだ確定していません。リース契約に法的拘束力はなく、第1フェーズの設計も最終決定されておらず、建設も開始されていません。Soluna は、意向表明書を明確な開発スコープ、機器パッケージ、および建設スケジュールへと落とし込む必要があります。

今後の注目点

Kati 2 における次の節目(マイルストーン)は、法的拘束力のあるリース契約、第1フェーズ設計の完了、そして建設の開始です。これらにより、初期建設のスコープとタイムスケジュールが確定します。それまでは、350MW 以上という数値はフル稼働時のキャンパス規模を示すものにとどまり、第1フェーズの容量および竣工時期は依然として非公開のままです。