• Schneider Electric は、ハイパースケール、ネオクラウド、コロケーション型データセンター向けに、2.5MW のプレハブ式電力モジュールと電力スキッドを発売した
  • 製品は現在、欧州で提供されており、北米でも今後提供される予定で、組み立てと試験のより多くが工場内で行われる

事実

Schneider Electric は9月16日、ハイパースケール、ネオクラウド、コロケーション型データセンター向けの2.5MW プレハブ式電力モジュールおよび電力スキッドの製品群を発表した。同社によると、これらの製品は、現場で行う電気設備の組み立てと試運転作業を減らすよう設計されている。

モジュールは納入前に組み立てと試験を済ませるため、建設中に設置・接続しなければならない個別部品ではなく、電気システムのより多くを一体化したユニットとして搬入できる。Schneider によると、生産には5,000平方メートルの専用製造スペースを使用する。製品は欧州で即時提供され、北米では後日提供される予定だ。同社は顧客への導入事例、価格、標準的な受注から納入までの期間を公表していない。

分析

プレハブ化により、電気設備工事の一部が建設現場から管理された製造環境へ移る。複数のホールで同じ設計を繰り返すプロジェクトでは、建設終盤に限られた人員を奪い合う設置、配線、試験の作業量を減らせる可能性がある。

工期上の利点は、モジュール自体をいつ納入できるかに依然左右される。変圧器、開閉装置、その他の長納期機器は、工場で組み立てる場合でも現場で組み立てる場合でも必要だ。プレハブ化は、上流工程の機器調達待ちをなくすことなく、現場作業を短縮できる。また、設計判断をより早く下す必要がある。標準化されたブロックを発注した後では、インターフェース、保護要件、レイアウトを後から変更することが、現場施工の電気室の場合より難しくなり得る。

BTW の読者にとって、Schneider のモジュールは工程上のリスクを、より調達と設計承認の段階へ移す。データセンター事業者が反復可能な電気設計を十分早い段階で確定し、工場生産によって本来は建設のクリティカルパス上にある作業を置き換えられる場合に、この方式は最も有効だ。

今後の注目点

Schneider が公表する受注から納入までの期間、北米での発売日、最初に名称が公表される導入事例に注目したい。従来型の電気設備工事と比べた設置時間、試運転の作業量、現場不具合の比較データがあれば、工場組み立てが単にプロジェクト工程の前段階へ作業を移すだけでなく、測定可能な工期短縮をもたらすかどうかを判断できる。