• この契約は、4月に合意したプロジェクト開発を Mousterian に、海洋エンジニアリングと建設工事を Samsung Heavy に割り当てる内容に続くものです
  • プロジェクトの場所、テナント、契約金額、建設発注はいずれも開示されていません

事実

Samsung Heavy Industries と米国のデベロッパーMousterian Corporation が、浮体式データセンターのエンジニアリング契約を締結したとTradeWindsが報じました。この契約は、4月に米国でのプロジェクト開発で合意した内容に続くものです。Mousterian がサイトとテナントを特定しプロジェクト開発を主導する一方、Samsung Heavy が浮体式プラットフォームのエンジニアリング、製作、建設を担当します。

Samsung Heavy はすでに、ABS と Lloyd's Register から50MW 設計について基本承認を得ています。これは一般的な概念に対するもので、特定の商業プロジェクト向けではありません。両社はまだサイトや顧客を明示しておらず、契約金額の開示、建設発注、納期の確定も行っていません。

評価

このエンジニアリング契約により、Samsung Heavy は一般的な浮体式プラットフォームの概念だけに取り組むのではなく、プロジェクト要件をサイト固有の設計に落とし込み始めることができます。そのためには、両社は個々の立地における計算負荷、電力供給、冷却システム、ネットワーク接続、陸上インフラを定義する必要があります。

これらの決定は、既存の概念承認だけでは完了しません。浮体式データセンターは、サイトの条件とテナントの要件に合わせて設計しなければなりません。それには、プラットフォームへの電力や接続の確保、機器の設置・保守方法も含まれます。BTW 読者にとって、当面の制約はもはや技術的概念の欠如ではありません。Samsung Heavy が設計・建設の対象として取り組める、サイト、顧客、インフラ要件を備えた具体的な商業プロジェクトが存在しないことです。

注目点

両社が米国内のサイト、テナント、電力構成、ネットワーク接続を特定するかどうかに注目してください。それらが開示されれば、エンジニアリング作業が具体的なプロジェクトに結びついていることが確認されます。その後の建設発注は、設計が開発段階から実行段階へ移行したことを示すより強力な証拠となります。