要約
- RFC 9906はIETF Standards Trackで、2025年11月に公開され、RFC 5933を更新する。
- GOST R 34.11-94はDSを作成してはならず、そのDSしかない委任は、別の受け入れ可能なDSがなければ不安全として扱う。
- ECC-GOSTはDNSKEYまたはRRSIGを作成してはならない。旧署名だけが残る場合、別の受け入れ可能なRRSIGがなければ関連レコードは不安全となる。
- signing、validation、implementation、useの該当セルはすべて MUST NOT である。ゾーン運用者はサポート対象アルゴリズムへ移行し、レジストリはECC-GOST DSのアップロードと公開を拒否すべきである。
RFC 9906が完了させるのは、単なる署名器の設定変更ではない。関連する登録簿の各セルが MUST NOT となり、作成、実装、利用、検証を同じ方向へ揃える。RFC 9905のSHA-1移行とは異なり、ここでは検証サポートを継続しなければならないとはされない。旧ECC-GOSTを生成できないだけでなく、検証側にもサポート対象の経路として残さない。
ルールは二つに分けて読む必要がある。GOST R 34.11-94はDSを作成してはならない。委任にそのDSしかなく、別の受け入れ可能なDSもなければ、委任配下は不安全として扱われる。一方、ECC-GOSTはDNSKEYとRRSIGを作成してはならない。旧ECC-GOSTのRRSIGは未サポートとして扱われ、他に受け入れ可能なRRSIGがなければ、対応するリソースレコードは不安全になる。これはbogusでもfailedでもなく、仕様が指定するinsecureの結果である。
RFC 9558のGOST 2012アルゴリズムは別の系統であり、RFC 9906はその要求レベルを変更しない。アルゴリズム番号を確認せずに一括廃止してはならない。対象は旧来の2001/1994の組み合わせであり、GOST 2012を退役対象に含める根拠はない。
出典
- RFC 9906:Deprecate Usage of ECC-GOST within DNSSEC
- RFC 5933:Use of GOST Signature Algorithms in DNSKEY and RRSIG Resource Records for DNSSEC
- RFC 9558:Use of GOST 2012 Signature Algorithms in DNSKEY and RRSIG Resource Records for DNSSEC
- RFC 9904:DNSSEC Cryptographic Algorithm Recommendation Update Process
- RFC 9364:DNS Security Extensions
会員向け解説
プロフィールの詳細
適切な会員レベルでログインすると、解説全文と出典メモをご覧いただけます。
Strategic Circle 限定
Strategic Circle
すべての読者に公開されています。参加してログインすると プロフィール解説 を閲覧できます。
Strategic Circle に参加Leadership Alliance 会員限定
Leadership Alliance
対象となる IP 資産の所有者・管理者向けです。ログインすると Leadership Alliance の解説を閲覧できます。
Leadership Alliance に参加
