• Pembina Institute は、Meta のアルバータ州データセンターにより、2027年から2031年にかけて平均的な世帯の年間電気料金が C$267~C$462増える可能性があると推計している
  • アルバータ州は Meta が系統設備と接続の費用を自社負担すると説明する一方、Pembina Institute は追加需要によって卸電力価格が上昇する可能性があると主張している

事実

Pembina Institute は、Meta がアルバータ州に計画しているデータセンターにより、2027年から2031年にかけて平均的な世帯の年間電気料金が C$267~C$462増える可能性があると推計している。同調査機関は、十分な新規発電設備が利用可能になる前に、このプロジェクトの追加需要がアルバータ州の卸電力市場を逼迫させ、電力価格を押し上げる可能性があると主張している。

アルバータ州政府はこの結論に異議を唱えている。州政府によると、Meta は接続設備と関連インフラの費用を負担しており、このプロジェクトから年間約2億カナダドルの送電料金収入が見込まれる。州は第1段階に970MW の系統容量枠を承認した。Meta も Pembina Institute のモデルに異議を唱え、予測された料金上昇は推測に基づくものだとしている。この数値は実測された影響ではなく予測であり、データセンター、関連する発電設備、その他の新規供給がいつ稼働するかによって変わる。

評価

この見解の相違は、データセンターの接続費用を負担することと、その電力需要が市場に加わった後に起きることが別の問題である点を浮き彫りにしている。Meta が系統インフラの直接費用を負担しても、その需要によって利用可能な発電量と電力需要の均衡が変わる可能性はある。

そのため、新規供給の時期が極めて重要になる。十分な発電量が確保される前に大規模なデータセンターが系統から電力を使い始めれば、開発事業者が接続費用を負担していても、卸電力価格が上昇する可能性がある。新規発電設備が需要の増加と同時に稼働すれば、その圧力は小さくなり得る。

BTW の読者にとって、アルバータ州の仕組みには二つの異なる検証点がある。開発事業者が接続に必要なインフラ費用を負担するか、そして需要が生じる時期に十分な発電量が確保されるかである。Pembina Institute の予測が現実になるかは、主にこの二つの予定がどの程度一致するかに左右される。

注目点

Meta が初めて受電を開始する日、当初接続される負荷の規模、関連する発電設備の稼働時期に注目する必要がある。データセンター拠点の稼働開始後におけるアルバータ州の卸電力価格と新規発電計画は、追加需要が Pembina Institute の予測する市場への影響を生むかどうかを判断する最も明確な証拠となる。