• Hyperoptic の調査では、住宅を選ぶ際に45%がブロードバンドを考慮し、23%はサービスの品質が低い、または速度が遅い場合、その物件を候補から外す可能性があると回答した
  • 回答者の約5人に4人は、転居後2~3日以内にブロードバンドが利用可能になることを期待していた

事実

フルファイバー事業者 Hyperoptic の委託調査によると、英国で転居する人のほぼ半数が、物件を選ぶ際にブロードバンドを考慮している。過去に転居したか、今後1年以内に転居する予定の成人2,000人を対象とした調査では、45%が判断材料としてブロードバンドを考慮し、23%はサービスの品質が低い、または速度が遅い場合、その物件を候補から外す可能性があると回答した。さらに34%は、考え直す要因になると答えた。

また、79%は転居後2~3日以内にブロードバンドが利用可能になることを期待していた。Hyperoptic によると、8月は通常、同社にとって最も繁忙な月の一つで、新規接続件数は7月を24%上回り、その他の月の平均を45%上回る。同社は夏の終わりの転居時期を前に、この調査結果を公表した。

評価

Hyperoptic の調査が示しているのは、不動産価値よりも、転居の過程でブロードバンドがいつ検討対象になるかという点だ。購入者や賃借人が物件を決める前に接続状況を確認しているのであれば、重要なのは通信事業者の回線がその通りまで敷設されているかどうかだけではない。その住所で実際にサービスを利用できるか、そしてどの程度早く開通できるかである。

通信事業者にとっては、提供可否の情報と設置までの所要期間が、販売活動のより早い段階で重要になる。住宅が光ファイバーの提供地域内にあっても、サービス提供可否の確認が不明確だったり、設置日が顧客の希望に間に合わなかったりすれば、有望な契約先にはならない可能性がある。

BTW の読者にとって、商業上の価値は入居前にこうした不確実性を取り除くことにある。この調査は、英国の通信事業者がブロードバンドの販売方法を変更したことを示すものではない。しかし、顧客が新居の接続方法を検討している段階では、住所単位の正確な提供可否と現実的な開通予定日が重要になる可能性を示している。

注目点

英国のブロードバンド事業者が、顧客の転居前に設置日をより明確に示すか、より早い段階で注文を受け付けるか、あるいは不動産情報サイト、不動産仲介業者、開発事業者と連携して住所単位の提供可否を提示するかに注目したい。こうした変化があれば、通信事業者が調査で特定された行動を単に測定するだけでなく、それに対応していることを示す。