- EE は、対象となる消費者向けおよび小規模事業者向けプラン向けに、商用の 5G ネットワーク・スライシング機能「Fast Lane」を開始した。
- このサービスは、輻輳時に該当回線を優先するが、特定の速度や性能レベルを保証するものではない。
事実
EE は、独立型 5G ネットワーク上で提供する有料のネットワーク・スライシング機能「Fast Lane」を開始した。同社はこのネットワークを「5G+」として販売している。このサービスは、新しい「Full Works Plus」スマートフォンプランに含まれ、価格は Full Works より月額5ポンド高い。また、対象となる Full Works プランを新規契約または更新する小規模事業者向けにも提供される。
Fast Lane は、ネットワークの混雑が生じやすい場所向けに設計されている。輻輳が発生すると、EE は該当回線を通常のトラフィックより優先する。利用には対応端末と SIM、対象プラン、5G+ エリアでの利用が必要だ。EE は最低速度や性能を保証しない。
今回の開始により、ネットワーク・スライシングは EE が大規模イベントで行ってきたデモの域を超えた。実証実験にはウェンブリー・スタジアム、ベルファスト・クリスマスマーケット、ポーツマスで開催された SailGP、BAFTA、ロイヤル・ウェルシュ・ショーなどが含まれる。EE によると、5G+ ネットワークの利用可能人口は約5,400万人で、英国人口の78%に相当する。
評価
EE は、これまで主にイベントで実演してきたものを顧客に有料で提供しようとしている。それは、5G+ ネットワークが混雑したときに「優先的に扱ってもらえる」という価値であり、より高速な接続を売るのとは異なる。Fast Lane はすべての場所で速度を引き上げるものではなく、EE も最低限の性能を保証しない。輻輳が発生した際に、該当トラフィックがどのように扱われるかを変えるものだ。
つまり、多くの利用者は普段ほとんど違いを感じず、ネットワークが高負荷のときに差を感じる可能性がある。BTW の読者にとって重要な問いは、その限定的な利点が追加料金に見合う価値を持つかどうかだ。もし価値があるなら、EE は独立型 5G スライシングを専門的な法人向けサービスに限定せずに収益化する現実的な方法を手にしたことになる。
注目点
EE が Fast Lane の利用状況を公表するか、Full Works 以外のプランに拡大するか、特定のアプリケーション向けスライスを導入するかを注視したい。混雑が激しいイベント中の独立した測定は、優先処理がどの程度の差を生むかを示すだろう。さらに 5G+ の提供エリア拡大が、有料サービスを利用できる顧客の範囲を左右する。
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