- 第1段階では、Katalyst の軌道離脱サービス設計を、Defense Innovation Unit と Space Development Agency 向けの予備設計審査まで進める
- 第2段階のオプションが行使されれば、NEXUS を使用して、軌道上サービスを受ける前提で設計されていない SDA 衛星にランデブーし、捕獲して軌道離脱させる
事実
Katalyst Space は、Space Development Agency を支援する軌道離脱サービス計画で、Defense Innovation Unit に選定された。第1段階では、ミッション設計を予備設計審査まで進める。第2段階のオプションが行使されれば、Katalyst のロボット宇宙機 NEXUS を使い、もともと軌道上サービスを受ける前提で設計されていない SDA 衛星にランデブーし、捕獲して軌道離脱させる。
Katalyst によると、NEXUS は対象ごとに新しい宇宙機を必要とせず、複数の軌道上サービスミッションに対応することを想定している。この計画では、その手法を専用のサービス用インターフェースを持たない宇宙機にどう適用できるかを検討する。作業は現在も設計段階にある。Katalyst は飛行日、対象宇宙機、契約額を明らかにしていない。軌道上での実証は、計画が第1段階を越えて進むかどうかにかかっている。
分析
この計画は、衛星の処分に、対象ごとに開発する新しい機体ではなく、共通のサービス宇宙機を使えるかを検証するものだ。NEXUS は複数のミッションへの対応を想定しているが、除去対象となり得る宇宙機にはサービス用インターフェースが設けられていない。そのため Katalyst には、毎回大幅な再設計をせずに異なる対象へ対応できる捕獲手法とミッション方式が必要となる。
第1段階で進むのは予備設計審査までに限られる。審査を完了すれば、政府要件に照らした設計の成熟度を確認できるが、軌道上でのランデブー、捕獲、軌道離脱を実証することにはならない。これらの運用は、DIU が飛行段階へ進むかどうかに引き続き左右される。
BTW の読者にとって、サービスを繰り返し提供できるかは、Katalyst がミッション間で何を再利用できるかにかかっている。対象ごとに宇宙機や捕獲システムの大幅な変更が必要なら、軌道離脱は大部分が個別ミッション向けの作業にとどまる。対象ごとの調整が限定的なら、NEXUS を反復可能なサービスとして運用する根拠が強まる。
注目点
予備設計審査が完了するか、DIU が第2段階へ進むかに注目したい。対象宇宙機、捕獲方法、飛行日程の詳細が明らかになれば、サービス用インターフェースを持たない衛星に合わせて NEXUS をどの程度改修する必要があるかが分かる。計画が軌道上の段階に達すれば、ランデブーと捕獲の試みは、提案されたサービスモデルが設計作業を越えられるかを初めて直接試す機会となる。
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