- Hatem は、CyrusOne での在籍がほぼ15年に及んだ後、同社の取締役に就任し、これまで営業、調達、米国でのプロジェクト実行を率いていた。
- 同社の後継を社内から決定することで、顧客コミットメントと建設に精通した幹部が、会社の拡大を主導する。
事実
CyrusOne は、John Hatem を直ちに CEO 兼取締役として任命した。彼は、データセンター運営会社としての同社の長期的な後継計画の下、Eric Schwartz に後を継ぐ。Hatem は2011年に CyrusOne に加わり、直近では社長を務めていた。その職務では世界営業、世界調達、米国での設計・エンジニアリング・建設を統括した。また、データセンターの設計、開発、運用を担う上級ポジションも歴任している。
CyrusOne は、顧客基盤を拡大する中で Hatem が売上高と収益性の過去最高水準時に同社を牽引したと述べた。Schwartz は、Hatem が次の成長段階を率いる準備が整っているとコメントした。KKR と Global Infrastructure Partners の代表者は、Hatem の実績と CyrusOne の顧客および事業運営に関する知見がこの任命を後押ししたと述べた。
評価
Hatem の昇格は、すでに営業、調達、米国のプロジェクト実行をつないでいた幹部を、社全体の優先順位を決める役割に移すことになる。このため彼は、顧客コミットメントが設計要件、機器発注、建設スケジュールにどう落とし込まれるかを直接把握できる。一方、実務的な担当は彼の下位レベルに残るため、これらの責任には新しい担当者が必要になる。
CyrusOne は、Hatem の旧ポートフォリオを統合したまま維持するか、複数幹部で分割するかを決める必要がある。どちらの体制も成立し得るが、契約から建設着工へ進む局面では、顧客要件変更、調達判断、建設納期に関する権限を明確に保たなければならない。任命自体から、プロジェクトがより早く、より安く、また遅延が少なくなるとは読み取れない。BTW 読者にとって実際の変化は、Hatem の下位で見えてくる。CyrusOne は、顧客コミットメントとプロジェクト実行の接続を切らすことなく、営業、調達、建設の明確な所有者を再設定しなければならない。
注視ポイント
Hatem の旧担当である世界営業、調達、米国のプロジェクト実行を誰が引き継ぐかを注視することが重要だ。CyrusOne の地域別投資優先順位、電力契約、着工計画、立ち上げスケジュールの変化は、この後継体制が調整機能を高めるのか、それとも既存の責任を別の管理層に移すにとどまるのかを示す。
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