要約
- 将来契約受注は前年比41%増の151億ドルだったが、ASC 606のRPOに入ったのは約98億ドルだった。
- 53億ドルの差には解約可能な契約、選択期間、第三者代理取引の総額などが含まれ得るが、内訳は開示されていない。
- ARRは39%増の16億3900万ドル、売上高は35%増だった。成長否定ではなく、約10年に及ぶ台帳の質と転換時期を問う分析である。
一つの署名が二つの台帳で異なる扱いを受ける
四半期売上高は9億440万ドル、ARRは16億3900万ドル、純収益維持率は126%だった。Software & Servicesも36%増の3億9780万ドルであり、需要の勢いは明確だ。
151億ドルの将来契約受注は、受注済みで未履行の製品とサービスを広く数える。GAAP RPOも含むが、それだけではない。10-QのRPOは約98億ドルで、すでにASC 606上の契約定義を満たす取引に限られる。差額は約53億ドル、運用指標の35.1%である。
ただし差額全体を「解約可能な受注残」と呼ぶことはできない。Axonは解約条項、選択期間、その他RPO外となる条件を含める。また一部の第三者代理取引では、最終的に純額だけを売上計上する見込みでも累積総額を受注に入れる。選択期間と任意解約、代理総額はそれぞれ性質が異なり、構成比は不明だ。
契約期間が見出しを転換予定表に変える
会社は今後12か月に将来契約受注の20~25%を履行し、残りを概ねその後10年で履行すると見込む。RPOにも同じ比率と期間が示された。単純計算では広い台帳が30億2000万~37億7500万ドル、RPOが19億6000万~24億5000万ドルとなる。これは追加の会社予想ではない。
10年にわたる残高は需要だけでなく期間の長期化でも増える。今期は米国大都市との9桁契約2件が寄与した。一方、国際・法人契約は州・地方公共安全契約より短いことが多いため、Axonは新規受注を5年に標準化して示し始めた。伸び率は30%超だが金額はない。
繰延収益は約10億5600万ドルで年初の10億7500万ドルを少し下回り、契約資産は約10億4700万ドルだった。前者は履行前に請求・受領した対価、後者は無条件の請求権より先に認識した売上を示す。どちらも二つの将来台帳とは別物だ。
上期には期首契約負債から5億2480万ドルを売上計上した。転換は進んでいるが、新規受注、選択権行使、解約、代理額消去、RPO、請求、売上、現金を結ぶ増減表がない。
Software & Servicesの粗利率は、プロフェッショナルサービス比率と新製品立ち上げの影響で75.6%から71.3%へ低下した。ソフトウェア単体は80%超を維持した。機器、ソフトウェア、サービス、代理金額を混ぜた受注残だけでは将来利益率は分からない。
情報源
会員向け解説
プロフィールの詳細
適切な会員レベルでログインすると、解説全文と出典メモをご覧いただけます。
Strategic Circle 限定
Strategic Circle
すべての読者に公開されています。参加してログインすると プロフィール解説 を閲覧できます。
Strategic Circle に参加Leadership Alliance 会員限定
Leadership Alliance
対象となる IP 資産の所有者・管理者向けです。ログインすると Leadership Alliance の解説を閲覧できます。
Leadership Alliance に参加
