• Apple は、Google の AI エンジン Gemini を iPhone に統合する協議を行っている。
  • 両社の合意が成立すれば、Google は 20 億台を超える Apple のアクティブデバイスに AI サービスを拡大でき、これにより検索大手は OpenAI を支援する Microsoft に追いつく取り組みを加速させることができる。

Apple は、Google の AI エンジン Gemini を iPhone に統合する協議を行っている。

提携の可能性

両社の合意が成立すれば、Google は 20 億台を超える Apple のアクティブデバイスに AI サービスを拡大でき、これにより検索大手は OpenAI を支援する Microsoft に追いつく取り組みを加速させることができる。

また、Apple の AI アプリケーション展開の遅れに対する投資家の懸念を和らげることにもつながる可能性がある。Apple は今年に入り株価が 10%下落し、世界で最も価値のある企業の座を失った。

両社は長年にわたり、Google を Apple の Safari ブラウザのデフォルト検索エンジンとするパートナーシップを結んでいる。生成 AI 分野での合意は、Alphabet の子会社である同社が、ChatGPT のようなサービスが検索での優位性を脅かすという懸念を克服するのに役立つ可能性がある。

懸念事項

しかしながら、この合意は米国の規制当局による監視を一層厳しくする可能性もある。規制当局は、Google が Apple に数十億ドルを支払って検索独占を維持することで違法に競争を阻害したとして、同社を提訴している。

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Google にとってのメリット

Wedbush のアナリスト、Daniel Ives 氏は次のように述べている。「この戦略的パートナーシップは、Apple の AI 戦略における欠けていたピースであり、Google との協力によって、Apple が市場に投入する AI 機能の一部に Gemini を活用することが可能になる」

同氏はさらに、「Google にとって、Apple のエコシステムに参入し、クパチーノ(Apple のカリフォルニア州本社を指す)の貴重なインストールベースへのアクセスを獲得することは大きな勝利であり、当然ながら多額のライセンス料が伴う」と付け加えた。