• AMD の最高技術責任者(CTO)である Mark Papermaster 氏はインタビューで、同社がゲーム機器向けに AI ベースの超解像技術を開発中であると発表した。
  • この開発は、クラウドサービス、エッジデバイス、パソコン、組み込みシステムなど、製品ライン全体に AI を統合する AMD の広範な取り組みの一環である。
  • AMD は、機械学習アルゴリズムを用いて FSR 技術を改善し、アーティファクトを低減することを目指しているが、これには最新の APU や RDNA3 グラフィックスカードのハードウェアサポートが必要となる可能性がある。

3 月 5 日、AMDの CTO であるMark Papermaster氏は、YouTube チャンネル「No Priors」のインタビューで、ゲーム機器向けに AI ベースの超解像技術を開発中であると述べた。

Mark Papermaster 氏は次のように述べた:「今年は我々にとって特に重要な年です。なぜなら、AI 向けのハードウェアとソフトウェアの能力開発に長年取り組んできたからです。クラウド、エッジ、パソコン、組み込み機器、ゲーム機器に至るまで、全製品ラインへの AI の実装を完了したところです。ゲーム機器で AI 超解像をサポートできるようにし、2024 年はまさに大規模な展開の年となります。」

この対話から、AMD は全製品ラインへの AI 統合の一環として、ゲーム機器向けの超解像ソリューションに AI を組み込むことを検討していることが示されている。

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開発は FSR に関連する見込み

Mark Papermaster 氏はFSRに直接言及しなかったが、会話の中で「ゲーム機器」という言葉を使ったことから、メディアの VideoCardz はこれが FSR に関連すると推測している。

Tom's Hardware は、理論的には AI の統合によって FSR 技術の画質をさらに向上させることができると見ている。
FSR 分野における AMD の 2 大競合である Nvidia の DLSS と Intel の XeSS は、既に AI 技術を統合している。ただし、前者は独自技術であり、後者はオープンソースを謳っているものの実装が不十分なため、両者における AI の具体的な役割は曖昧である。VideoCardz によると、AMD は機械学習アルゴリズムを用いて FSR のアーティファクト問題を軽減する見込みだ。

ハードウェアサポートが必要か

現在、DLSS はNvidiaのグラフィックスカード上の Tensor Core ユニットを使用しており、Intel の XeSS アルゴリズムは同社のグラフィックスカードの XMX ハードウェア上でより良い実装が可能である。Tom's Hardware は、AMD の AI 超解像技術もハードウェアサポートを必要とする場合、XDNA AI エンジンを搭載した APU と、AI 演算性能が向上した RDNA3 グラフィックスカードに限定される可能性があると見ている。